侍ミドル級グランプリカード&コメント

侍 第四陣 ミドル級グランプリ4.27

4月21日侍ミドル級グランプリの抽選が行われた。各地のMMAチャンピオンの実績を掲げ鳴物入りで参戦する多くの新規参加選手を加え、ますますヒートアップする侍ミドル級戦線。抽選の結果故に意外な組み合わせも生まれた。

第一試合
手塚フラッシュ VS イーゴリ・ゲルト

かつてJUSTICEで活躍した手塚・フラッシュがついに侍に参戦。相手はロシアMMA大会チャンピオンのイーゴリ・ゲルト。初戦から厳しい組み合わせだが、果たして下剋上なるのだろうか?

手塚・フラッシュ コメント

オレの「侍」初陣がミドル級グランプリで、しかもエントリーナンバーが1。これはオレにとって本当にフラッシュだと思うんだよね。

しかし、オレの実力は全盛期を過ぎている。オレのスピードはもうあの頃のオレには到底及ばない。しかも相手はロシアのチャンピオン。オレの苦手なグラウンドポジションを取られる前に終わらせないとオレに勝機はない。オレにとっては非常に難しい試合になりそうだ。が、オレがリングに戻るキッカケになった飛谷のように誰かの気持ちを動かすような戦いになればいい。そのうえでオレが勝ったらフラッシュだと思うんだよ。

イーゴリ。どちらがよりフラッシュか賭けようじゃないか。もちろんオレがフラッシュだ。と証明するよ。

イーゴリ・ゲルト コメント

かつてJUSTICEで活躍していたらしいけど、私には関係ないネ。問題なのは今、強いかどうかダ。そして、時代遅れのベテランに負けるつもりはなイ。関節を極めてすぐに終わらせル。

第ニ試合
レンブラントバレンティン VS ボー・ガードナー

ヨーロッパで無類の強さを誇り、ヨーロピアンモンスターの異名を持つ優勝候補レンブラントバレンティンアメリカで活躍するMMATのボー・ガードナーと対決する。レンブラント有利との下馬票だが何が起こるかわからないのがMMA。ガードナーの健闘に期待したい。

レンブラントバレンティン コメント

ヨーロッパMMAチャンピオンとして、侍のリングでも結果を残すつもりだ。アメリカと比べてヨーロッパのMMAはレベルが低いと思われたくないしね。そういう意味でもアメリカのMMATの選手と闘えるのは、我々ヨーロッパ勢の力を示す良い機会だと思っているよ。

ボー・ガードナー コメント

初戦から大物相手でワクワクしているよ。当然勝ってアメリカ勢の実力をアピールしてみせるよ。久手堅カナメにも借りを返さないといけないし、負けられないよ。

第三試合
エクセル樋口 VS 篠原源ニ

抽選のため普段であれば組まないであろう異色のカードとなった一戦。エクセル樋口、篠原源ニともに敗戦からの復帰戦である。とくに樋口は勝ち上がれば、優勝候補の一人、リベンジの相手でもあるヒューゴ・ガルシアとの再戦が実現する可能性があるため負けられない闘いである。

エクセル樋口 コメント

再起戦が日本人同士の対決というのは刺激がありますね。篠原さんをリスペクトしつつ、僕のスタイルで勝ちに行きます。一つでも上へ、ですね。

篠原源ニ コメント

侍のリングで初の日本人対決か。負けるわけにはいかんな。わしのローキックを樋口の脚は受け切れるかな?空手家の打撃の恐ろしさを見せてやるつもりだ。

第四試合
ヒューゴ・ガルシア VS ディミトリ・チェレンコフ

侍のリングで2連勝している優勝候補ヒューゴ・ガルシアの相手は無名の新鋭ディミトリ・チェレンコフ。チェレンコフが勢いとラフファイトで試合を掻き回すことが出来るか?それとも経験とテクニックでガルシアが順当にこの一戦をコントロールし勝利するのか?

ヒューゴ・ガルシア コメント

若くて勢いのある選手は得意中の得意さ。なにしろ僕はマタドール・デ・トロスと呼ばれているからね。上手くあしらって極めさせてもらうよ。

ディミトリ・チェレンコフ コメント

どうもこうもない。ただガルシアに膝をぶち込むだけだ。俺は相手が誰でも恐れない。

第五試合
レニー・マクレガー VS ベンジャミン・バルボサ

MMATミドル級チャンピオンであるレニー・マクレガーがついに侍に参戦。当然優勝候補筆頭である。ベンジャミン・バルボサは得意の打撃で一発逆転を起こせるのだろうか?

レニー・マクレガー コメント

ついに始まったね。今回の大会から侍に参戦することになったけど、MMAT同様にチャンピオンにならせてもらうよ。強そうな選手は何人もいたけど、それでも僕の敵ではないかな?勝たせてもらうよ。

ベンジャミン・バルボサ コメント

今回は完全に相手が格上の試合だ。最新の注意をもって試合に臨ム。そして金星をあげるつもりダ。

第六試合 侍へビー級王座決定戦
ボドワン・ルクレール VS 久手堅カナメ

サブミッションアーティストの異名を持つフランスMMAチャンピオンのボドワン・ルクレール。対するは侍で2連勝中、日本人選手の中でもっとも期待されている久手堅カナメ。肩書きだけならルクレールだが、プロレスファンは久手堅ならば何かが起きるのでは?と期待せずにはいられない。

ボドワン・ルクレール コメント

試合のVTRは見せてもらった。久手堅はかなりの実力者だということはわかっタ。あの蹴りは正直、脅威だと感じてイる。ただプロレスラーに私は負けた事はなイ。今回の結果も同じだヨ。サブミッションを極めて早めに終わらせる。

久手堅カナメ コメント

正直この二戦はうまく行きすぎているという自覚はあるんだ。だから奢らず謙虚に。あくまでもオレは総合格闘技の世界では新米であって、FFFとは違う。そこを忘れずに相手となるボドワンの関節技をうまくいなしながら蹴りで打開していきたいと思う。

第七試合 侍へビー級王座決定戦
カムナン・チナワット VS オリバー・ロビンソン

抽選の偶然により再戦となったオリバーとチナワットの両者。侍2連勝中のオリバー有利の声が多数の中チナワットはムエタイ戦士の意地を見せることが出来るのだろうか?

カムナン・チナワット コメント

リベンジの機会ができて嬉しく思っていル。今回の殴り合いでは負けるつもりはなイ。

オリバー・ロビンソン コメント

何回やっても同じダ。ストライカーにオレは負けた事がなイ。いくらでも殴り合いに付き合ってやル。

第八試合 侍へビー級王座決定戦
宮田玲 VS サムエウ・ホテイシー

ずっとホテイシーとの試合を望んでいた宮田。ここで抽選によるまさかの展開となり、その希望が叶うこととなった。サムエウ・ホテイシーは無名の選手だが、「ホテイシー」の名を冠する以上油断ならない存在だ。今大会のダークホースとなる可能性は充分だといえるだろう。果たして宮田はUMFの悲願であるホテイシー超えを果たすことが出来るのか?

宮田玲 コメント

まさかグランプリでホテイシーとやれるなんて思ってもみませんでした。そしてクジ運の強い自分にびっくりしています。JUSTICEの頃の平川さんや飛谷さんの試合を観てたから、ホテイシーとはずっとやってみたいと思ってました。サムエウ・ホテイシーって日本では無名でどんな選手かよく分かりませんが、平川さんの仇はここで討たせてもらいます。

サムエウ・ホテイシー コメント

従兄弟のエンゾ同様、ミドル級もホテイシーが王座をもらう。宮田のモチベーションは高いようだが、私には勝てない。早いラウンドで極めさせてもらう。