TEAM FLY-ONの練習場に新たな選手の姿が! 練習後の飛谷のコメント

東京、調布にあるTEAM FLY-ONの練習道場。そこでは、侍第二陣への出場を控えた飛谷と樋口が早朝練習に励む姿があった。

そしてその二人と共に、サンドバックに向かって鋭い蹴りを放ち、豪快な音を鳴らす小柄な男の姿もあった。その蹴り姿はどこか見覚えがある、取材に訪れていた記者は、首をかしげながらその練習を見守っていたのだった。

 

練習後、着替えた飛谷を数人の記者が囲み、取材が始まった。

 

飛谷 拳獅

嬉しいですね、我々の練習場にこうして記者の方々が取材に来てくれるって。それだけ前回の侍が注目されたってことですからね。

次回の大会に向けて、僕も樋口も準備は万端ですよ。もちろん連勝するのは簡単じゃないっていうのは承知してますけど、この”侍”というリングはプロレス以上に事前準備や相手の研究が重要ですからね。僕は先に決まったんでリベリオの研究は十分ですし、樋口は昨日発表になったんで、さっそくビデオを取り寄せて研究してますよ。

僕としては二大会連続でのメインイベントに選んでもらってるんで、責任と誇りを持って、リベリオに勝ちたいと思ってます。

 

そんなことより、記者の皆さんは聞きたがってますよね、僕らのもう一人の仲間が誰なのかって。でも何となく察した人も居るんじゃないですか?

彼は久手堅カナメ。琉球唐手のマスターです。もちろんプロレスラーですよ。あとは僕の口からは言えません。今日はもう彼は帰ってしまいましたが、大会前に本人からコメントがあるんじゃないですかね。

彼はこれまで総合格闘技の経験は無いんですが、昨年末からリハビリも兼ねてうちの道場に来ていて、凄い勢いで上達してます。元々は琉球唐手のチャンピオンですからね。打撃、特にキックは凄い威力ですし、ルチャをベースにしたストレッチ、つまり絞め技も経験がありますから。ですので経験が不足している総合格闘向きのグラウンドテクニックや関節技にはこだわらず、打撃と絞め技を重点的にトレーニングしてます。

彼がもし侍に出場することになるのなら、ミドル級を盛り上げてくれるんじゃないですかね? 僕も楽しみですよ。

 

 

久手堅カナメ。果たして彼の正体とは? そして侍への出場は叶うのか!?

続報に期待したい。