侍第五陣 ヘビー級祭り

侍 第五陣 ヘビー級祭り

第零試合

Marco R VS ワイアット・スミス✖️
3R 1:33 スリーパースープレックス→ KO
スミスの空手上段蹴り

スリーパーの体勢からスミスを投げるMarco R

ずっと平川が呼びたいと考えていたレスラーの一人であるFFFのMarco Rが遂に侍のリングに登場した。初戦はアメリカの喧嘩空手家ワイアット・スミス。1Rから空手とプロレスという客の求める明確な異種格闘技戦が展開される。スミスの打撃をMarcoが耐え、蹴り、投げ、関節で返す。そして一進一退の攻防の末、Marcoはスリーパーホールドの体勢からの投げ技を繰り出す。まさかの技にスミスは受け身をとれずに失神 KOとなって試合は終了した。会場は大いにわき、Marcoのファイトに賛辞を送るのだった。

Marco R コメント

ミナサン、コンニチワ! プロレスラーは本当は強いんデス! というヤツですカネ? ちょっと時間が無くて調整ができませんデシタガ、勝てましタ! スミスサンの打撃は痛かったデスガ、ワタシがレスラーだから耐えられましたネ。またヨロシクお願いシマス!

ワイアット・スミス

今回は負けたが、良い試合だっタ。ワタシの打撃にあそこまで耐えたのはMarcoが初めてダ。そして最後のスリーパーからの投げ技には驚いタ。技を受けている時には何が起きたか分からなかっタ。

第一試合

✖️マンモス北沢 VS ビル・バートレット○
3R 0:35 右ストレート→ KO
互いに流血する激しい殴り合いを展開する北沢

試合の決め手となったバートレットのパンチ

序盤から互いのパンチで流血しあう激しい乱打戦となった北沢とバートレットの一戦。互いに気を抜くことの出来ない殴り合いの行方は、バートレットのワンツーを北沢が受け、前のめりに倒れ終結を迎えるのだった。アグレッシブなファイトで元アメリカチャンピオンを追い詰めた北沢には惜しみない拍手が送られた。

マンモス北沢 コメント

お客さんが喜ぶアグレッシブな試合は出来たと思う。でも、やっぱり勝たなくてはダメだよね。バートレットのパンチはトールハンマーって呼ばれるだけあって凄い衝撃だったけど、俺はレスラーなんだから耐えなくてはいけなかったんだよ!とにかく悔しいよね…

ビル・バートレット コメント

北沢はグッドファイターだね。彼とだからグッドな試合が出来たよ。そして侍のリングでようやく初勝利を飾れた。本当に嬉しいね。次も勝ってもう一度チャンピオンに返り咲くつもりだよ。

第二試合

✖️小次郎 VS リベリオ・カルデイロ○
2R 1:47 変形腕ひしぎ逆十字固め→タップアウト
スピーディな打撃でリベリオを圧倒する小次郎

逆転の腕十字を極めたリベリオ

試合開始から大半の予想を裏切り小次郎が打撃の手数でリベリオを圧倒する。タックルでグラウンドにもっていこうとするものの、懐に入れないリベリオ。ハイキックが何発も入り、ダメージも蓄積していき、「小次郎が大物食いを達成するのか?」と思った矢先だった。リベリオがスタンディングのまま逆転の腕十字固めを極めたのだ。小次郎はたまらずタップアウト。試合はリベリオの劇的な逆転勝ちで幕を下ろしたのだった。

小次郎 コメント

デビュー戦を勝ちで飾りたかった…いいペースで試合できていただけに悔しいですね。ただこのリングでは一瞬も油断出来ないことがよく分かりました。次は勝ちますよ。

リベリオ・カルデイロ コメント

N-1選手の打撃を甘くみていた。かなりスピードがあり、こちらに組ませないテクニックも持っていた。正直危なかった。小次郎は関節技に対してのディフェンスが甘かったので何とか勝てたけど反省点も多い試合内容だった。今後はベルト奪取に向けて動いていくつもりだ。

第三試合

✖️平川賀厚 VS エイトール・サントス○
2R 1:28 渾身の膝蹴り→失神KO
ヒールホールドで攻める平川

一撃で試合を決めるサントス

序盤からとてつもないパワーをみせるサントスだったが平川は経験でこれをさばき徐々にグラウンドに持ち込み関節を極めようと攻め始める。この展開であれば、平川は勝つだろうと会場の誰もが思っていた。しかし2Rに我々はサントスの本当の恐ろしさを知ることとなった。まさかの膝蹴り一閃。平川は前のめりに静かに崩れ落ちる。そしてレフェリーは試合を止める。サントスはこれで侍二連勝。しかもホフマン、平川という強豪相手にである。今後の展開が気になるところだ。

平川賀厚 コメント

失神KOのためノーコメント

エイトール・サントス コメント

侍の日本人エースに勝っタ。次は誰だ?ワタシは誰とでも闘うし、誰が相手でも勝ツ。柏林空手が最強だ。

第四試合

○塩田隼人 VS エドゥアルド・ゴメス✖️
3R 2:50 関節蹴り→脇固め→タップアウト
必死に抵抗するゴメス

脇固めで試合を決める塩田

喧嘩ファイトが得意なゴメスと武道家塩田のタイプの全く対照的な二人の対決。序盤は互いに攻め込ませない緊張感あるやりとりが続いたが2R以降塩田がゴメスを圧倒し始める。そして3R関節蹴りで脚を痛めたゴメスに脇固めを極めタップを奪い、塩田の勝利が確定する。南米の壊し屋と恐れられたゴメスに何もさせなかった塩田。今後ベルト戦線へ入ってくる事が期待される。

塩田隼人 コメント

今日は自分の間合いで試合ができましたね。ちょっとカウンター気味に蹴りが膝に入ってしまって、嫌な感触があったので脇固めで終わらせてもらいました。これで2勝1敗ですから、まだまだですね。応援、ありがとうございました。

エドゥアルド・ゴメス コメント

くそっ!何だアイツは!こっちの思うようにやりあえなくかった。あんなにやりにくい相手は初めてだ…。

第五試合

○飛谷拳獅 VS ロバート・キース・コレッタ✖️
4R 1:01 脳天膝蹴り→レフェリーストップ
アームロックを極めようとするロバート

脳天膝蹴りで試合を決めた飛谷

名勝負製造機と言っても過言ではない飛谷とロバートの一戦は1Rから打撃、投げ、関節技、全てがハイレベルに交錯する素晴らしい試合となった。両者ほぼ互角のまま4Rへと試合はもつれ込み、ダメージや疲労の蓄積した両者はあと一撃で試合が決まる緊張感の中、拳を交わす。飛谷はロバートがグラウンド攻撃に入ろうとしたところを蹴りで切り返し、そのまま覆いかぶさり、脳天膝蹴りの連打を放つ。レフェリーはロバートがもう抵抗出来なくなっているのを察知し、ここで試合を止め、飛谷の勝利の宣告を受けた。日米の英雄対決の軍配は日本の英雄である飛谷の方にに上がったのだった。

飛谷拳獅 コメント

*コメント編集中

ロバート・キース・コレッタ コメント

負けはしたが力の全てを出し切った清々しさはあるね。そして飛谷はやはり強かったよ…彼の技は一つ一つがきちんと洗練されていて隙がないんだ…パワーだけは私の方が上だったと思うけど、他は一つ一つ一枚上をいかれてしまった。悔しいね。トレーニングし直してもう一回挑戦したいと思っているよ。ここから再出発だ。

第六試合 侍ヘビー級王座決定戦
✖️ピーター・トンプソン VS エンゾ・ホテイシー○
2R 1:31 腕ひしぎ逆十字固め→タップアウト
グラウンドで互角に渡り合うトンプソン

試合を決めたエンゾの腕ひしぎ逆十字固め

序盤からグラウンドでの激しいポジションの取り合いやスタンディングでの打撃の探り合いが行われ、玄人好みな地味な展開ながら、ハイレベルなやり取りが展開された。しかし、2Rに入るとグラウンドは完全にエンゾのペースとなり、最後には得意の腕十字を極めてトンプソンに完勝するのだった。チャンピオンになり凄みの増したエンゾを止める選手は現れるのだろうか?

ピーター・トンプソン コメント

悔しいね。やはりエンゾとグラウンドで勝負してはいけなかったようだね。1Rはいけると思ったんだけど、2R以降、手も足も出なかったよ。彼の寝技は本当にクレイジーだよ。

エンゾ・ホテイシー コメント

因縁のある柔道にも勝った。次は誰に勝てばいい?私はただホテイシーの最強を証明するだけだ。