侍第四陣 試合結果&コメント④

侍 第四陣 ミドル級グランプリ4.27

侍 ミドル級GRANPRIX 準決勝

第一試合

✖️手塚・フラッシュ VS ディミトリ・チェレンコフ○
1R 1:27 渾身の膝蹴り→失神KO
マウントポジションから攻める手塚

殺人蜂の一刺しを決めるチェレンコフ

遂に始まった準決勝第一試合。激戦を潜り抜け疲労、ダメージともに深い手塚と、まだまだ余力を残すチェレンコフの一戦。数々の奇跡を起こし、また次も…と期待させる手塚であったが、さすがに今回は疲労とダメージからか動きが鈍い。そしてそこにチェレンコフの殺人蜂の一刺しが刺さり、手塚はゆっくりと前のめりに倒れる。レフェリーは試合を止め、チェレンコフの勝利で準決勝第一試合は幕を閉じるのだった。

手塚・フラッシュ コメント

チェレンコフの膝。前の試合で見ていてあれはフラッシュだとオレは直感したんだよ。アレだけはもらったらダメだ。とオレは心に決めたんだが、一度は避けての次の一撃でオレの目の前で光が走った。気が付いたらオレはここにいたよ。悔しいね。非常にフラッシュだよ。でも、ここまで残れただけでもフラッシュ。オレは復帰してここまでやれたんだ。もう少しフラッシュできそうだ。

そして、出来ることならシングルマッチでオレはチェレンコフとやりたいね。

あと、凄い声援だった。世界中でオレに声援をくれた皆さん、ありがとうございました!

ディミトリ・チェレンコフ コメント

隙があれば膝を打つ。当たり前のことをやったマデだ。相手は疲労やダメージもあったのだろうが俺には関係のない事ダ。

第ニ試合

✖️レニー・マクレガー VS サムエウ・ホテイシー○
2R 1:43 変形腕ひしぎ逆十字固め→タップアウト
必死の反撃をみせるマクレガー

腕十字で試合を決めるサムエウ

アメリカMMATのチャンピオンであるレニー・マクレガーとMMATの初代優勝者であるツネマツ・ホテイシーの末裔であるサムエウ・ホテイシーの一戦。激戦を潜り抜けてきたマクレガーの疲労やダメージの蓄積が大きく、余力を残すサムエウ相手には厳しい一戦となった。マクレガーは必死に反撃するものの終始サムエウのペースで試合は進み、腕十字で決着を迎えるのだった。

レニー・マクレガー コメント

さすがにダメージがありすぎたようだ。負けてしまって悔しいよ。まぁ相手のサムエウも強かったしね。あのコンディションでは厳しかったという事だね。しかしワンマッチであれば負けないつもりだよ。

サムエウ・ホテイシー コメント

アメリMMAチャンピオンだろうが関係ない。ただ関節を極め試合を終わらせただけだ。ただ相手のマクレガーは万全であれば試合はもう少し違う展開になっただろう。再戦はいつでも受けるつもりだ。

侍 ミドル級GRANPRIX 決勝戦

(侍ミドル級王座決定戦)
○ディミトリ・チェレンコフ VS サムエウ・ホテイシー✖️
2R 0:53 後頭部ハイキック→失神KO
タックルでグラウンドに引き込むサムエウ

ハイキックをきめるチェレンコフ

16人の猛者たちの頂点はディミトリ・チェレンコフとサムエウ・ホテイシーの二人で争われることとなった。どちらも無名の選手だっただけに予想外の組み合わせだったといえるだろう。試合は序盤から終始チェレンコフのペースで進み、打撃を放ちつつダメージを重ねていくチェレンコフと寝技にもっていきたいが懐に入れないサムエウという展開になった。2Rにはタックルでグラウンドにいこうとしたサムエウはカウンターの膝蹴りをもらってしまい足にきてしまう。そして、そこからバックをとろうとするものの逆にチェレンコフに回り込まれハイキックを浴び失神してしまう。この瞬間、侍ミドル級の王座が決定したのだった。若き新鋭ディミトリ・チェレンコフが勢いで侍ミドル級グランプリを制し、過酷なワンナイトトーナメントは幕を下ろした。

ディミトリ・チェレンコフ コメント

最強は俺だと証明された。その結果に満足している。結局は過去に強かったか、ではなく今現在強いかが大事なんだ。今後は挑戦を受ける立場になるが、目の前の敵をただ倒すことで、自分の強さを証明していきたい。

サムエウ・ホテイシー コメント

担架で運ばれたためノーコメント。